ショアジギングやサーフゲームで絶大な信頼を集めているデュエルの「ハードコア モンスターショット」。その圧倒的な飛距離と多彩なアクションは多くの釣り人を魅了していますが、いざ購入しようとすると、カラーバリエーションの多さにどれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
釣果を左右する要素はさまざまですが、モンスターショットカラーの選択は、その日の海の状況やターゲットの活性に直結する非常に重要なポイントです。この記事では、初心者の方でも迷わずに最適な一色を選べるよう、色の特性やシチュエーション別の使い分けをやさしく丁寧に解説します。
定番の人気カラーから、特定の条件下で爆発的な威力を発揮する特殊カラーまで、その魅力を深掘りしていきましょう。この記事を読み終える頃には、あなたのルアーケースに並ぶモンスターショットが、より頼もしい武器に感じられるはずです。状況に応じたカラーローテーションをマスターして、記憶に残る一匹を手にしましょう。
モンスターショットカラー選びの基本と失敗しないための考え方

モンスターショットのカラーを選ぶ際、まず意識したいのは「なぜその色にするのか」という根拠を持つことです。海の色や透明度、空の明るさによって、水中でルアーがどのように見えているかは刻一刻と変化します。ここでは、カラー選択の軸となる基本的な考え方を整理してみましょう。
カラー選びの3大チェックポイント
1. 水の透明度(クリアか濁っているか)
2. 光の量(晴天か曇天か、あるいはマズメ時か)
3. ベイトの種類(イワシ、キビナゴ、コノシロなど)
シチュエーションに合わせた「膨張色」と「透過色」の使い分け
カラー選びの第一歩は、膨張色と透過色の違いを理解することです。膨張色とは、ホワイトやチャート、ピンクといった、水中でも大きく、はっきりと見える色のことを指します。これらは濁りが入っているときや、魚にルアーの存在を強くアピールしたいときに非常に有効です。視認性が高いため、広範囲から魚を呼び寄せる力が強いのが特徴です。
一方で透過色とは、クリア系や薄いブルーなど、光を透かすカラーのことです。水が非常に澄んでいるときや、魚がルアーを見切ってしまうようなハイプレッシャーな状況で真価を発揮します。透過色は水に馴染みやすく、魚に違和感を与えにくいため、食わせの能力に長けています。まずはこの「目立たせるか」「馴染ませるか」の二択を意識するだけで、カラー選びの失敗は格段に減るでしょう。
特にモンスターショットは、シンキングペンシルというナチュラルな動きをするルアーです。そのため、カラーによって「アピール力の強弱」を調整することが、釣果を伸ばすための戦略的な鍵となります。朝一番は膨張色で活性の高い魚を探り、反応が落ちてきたら透過色に切り替えるといった具合に、色の特性を活かした攻め方を心がけてみてください。
ターゲットが食べているベイトの種類に合わせる
「マッチ・ザ・ベイト」という言葉がある通り、魚がその時に捕食している餌(ベイト)にカラーを似せることは基本中の基本です。例えば、イワシが回遊しているときには、背中が青く腹側がシルバーのカラーが最も自然に見えます。キビナゴであれば、少し透明感のあるシルバーやブルーが混じった色が効果的です。
ベイトに合わせるメリットは、魚が迷わず口を使いやすくなることです。モンスターショットには「イワシ」「コノシロ」「キビナゴ」といった名称がついたカラーが多くラインナップされています。これらは単に名前がついているだけでなく、それぞれのベイトが持つ独特の輝きや透過感をリアルに再現しています。現場でベイトの姿が確認できたなら、迷わずそのベイトに近い色を選んでみましょう。
ただし、必ずしもベイトに完コピする必要はありません。あえてベイトの群れの中で目立たせるために、ベイトカラーにワンポイントの赤(エラを模したもの)が入ったものや、少し派手なベリー(お腹)の色をしたものを選ぶのもテクニックの一つです。ベイトを意識しつつも、周囲のルアーより少しだけ目立つ要素を取り入れることで、魚の目を引きやすくなります。
迷ったときに頼りになる万能カラーの存在
どのカラーから使い始めれば良いか分からない、あるいは予算の関係で数を絞りたいという場合には、万能カラーから揃えるのが賢い選択です。モンスターショットにおいて万能と言われるカラーは、複数の要素を兼ね備えています。例えば、フラッシング(反射)が強く、かつ適度なアピール色を含んでいるようなカラーです。
具体的には、シルバーベースにピンクやブルーが配色されたものが挙げられます。シルバーはどのような水色でも安定して光を反射し、ピンクやブルーは魚の食欲を刺激する定番色です。こうした万能カラーは、朝のマズメ時から日中の明るい時間帯まで幅広くカバーできるため、パイロットルアー(最初に投げるルアー)として非常に優秀です。
また、ゴールド系のカラーも万能性が高いことで知られています。特に少し水に色がついている場所や、曇天時など光量が少ない場面では、ゴールドの反射が魚に強くアピールします。まずはこうした「いつでもどこでも使いやすい色」を1〜2色持っておき、そこから状況に合わせて特化型カラーを買い足していくのが、効率的なカラーの揃え方と言えるでしょう。
状況を問わず活躍するモンスターショットの定番カラー

モンスターショットのカラーラインナップの中でも、特に多くのアングラーに支持され、実績も高い「定番」と呼ばれる色が存在します。これらのカラーは、特定の条件だけでなく幅広い状況で魚を連れてきてくれる実力派ばかりです。ここでは、持っておいて損はない主要な定番カラーを具体的に見ていきましょう。
青物狙いの絶対的エース「ブルピンキャンディ」
「ブルピン」ことブルーピンクは、ソルトルアーフィッシングにおいて欠かすことのできない殿堂入りカラーです。モンスターショットのブルピンキャンディは、背側のブルー、腹側のピンク、そして側面にあしらわれたキャンディパターンのドットが特徴です。この組み合わせは、青物が好む要素がすべて凝縮されていると言っても過言ではありません。
ブルーは空や海の色に溶け込みつつも、魚が見上げたときに自然なシルエットを作ります。対してピンクは水中での膨張効果があり、遠くにいる魚にも存在を気づかせます。さらにキャンディパターンの虹色の輝きが、複雑な反射を生み出し、魚の捕食スイッチを刺激します。晴れでも曇りでも、澄み潮でも濁り潮でも安定して釣果を出せるのが、このカラーがエースと呼ばれる所以です。
特に回遊待ちの釣りでは、いつ魚が回ってくるか分かりません。そんな中で、どのような状況変化にも対応できるブルピンキャンディを投げ続けることは、精神的な安心感にも繋がります。初心者の方が「まず1本」と選ぶなら、最も失敗が少なく、最も期待に応えてくれるカラーだと言えるでしょう。
フラッシング効果が抜群な「シルバー系」の威力
モンスターショットのシルバー系カラーは、本物のベイトフィッシュが放つ「鱗の煌めき」を再現するのに最適です。特に「メッキ」系の仕上げが施されているものは、光を鏡のように反射するため、遠くにいる魚へ強烈な視覚的アピールを行います。日中の明るい時間帯や、水が澄んでいるときには無類の強さを発揮します。
シルバーの最大の特徴は、アクションを加えたときの明滅効果です。モンスターショットが左右に振れたり、フォール(沈下)したりする際に、シルバーの側面が光を反射しては消えるという動きを繰り返します。これが逃げ惑う小魚のキラキラとした輝きに見え、魚のリアクションバイト(反射的な食いつき)を誘発するのです。「見せて食わせる」よりも「反射で騙す」釣りに適しています。
また、シルバーはベイトフィッシュの腹側の色でもあるため、魚が下からルアーを見上げたときに非常にナチュラルに見えるという利点もあります。余計な色がついていない純粋なシルバーや、背中に少し色が乗った程度のシンプルなシルバー系は、魚が警戒心を抱きにくく、ベテランアングラーほど好んで使うカラーでもあります。
濁りやローライト時に強い「チャートパール」
水が茶色く濁っているときや、雨天、マズメ時などの薄暗い時間帯には、視認性に特化したチャート(蛍光黄色)やパール(真珠色)が威力を発揮します。これらのカラーは「アピールカラー」の代表格で、自然界にはあまり存在しない色ですが、水中では驚くほど目立ちます。モンスターショットのチャートパール系は、そんな過酷な条件下でも魚にしっかりとルアーの存在を認識させます。
濁った水の中では、光が遮られるため魚の視界が悪くなります。そのような状況でナチュラルカラーを使っても、魚に気づかれずに通り過ぎてしまうことが多々あります。そこで、周囲の色に埋もれないチャートやパールを使うことで、効率的に魚へアピールできるのです。また、活性が高い魚がいる場合、こうした派手な色の方が先に食いついてくるという傾向もあります。
さらに、パール系は膨張色としての性質を持ち、実物よりもルアーを大きく見せる効果があります。これにより、捕食対象としての存在感を高め、やる気のある個体を呼び寄せることができます。海が荒れた後や、河口付近での釣行など、水の透明度が期待できない場面では、チャートパールが救世主となることが多いです。
スレた魚に口を使わせる「クリア系カラー」
近年、多くの釣り人に攻められたポイントでは魚が学習し、派手なルアーを避けるようになる「スレ」という現象が起きています。そんなタフな状況を打破するのがクリア系(透明)カラーです。モンスターショットのクリアカラーは、ボディを光が透過するため、水中でのシルエットが非常にぼやけます。これが、警戒心の高まった魚には「本物の小さな餌」のように映るのです。
クリアカラーが最も輝くのは、日中のピーカン(快晴)時や、鏡のようなベタ凪の状況です。水が澄み渡っているときにキラキラしすぎるルアーを投げると、魚が偽物だと見破ってしまうことがありますが、クリアカラーはその透け感によって違和感を最小限に抑えます。「ルアーは見えているけれど食わない」という状況で、最後の一押しをしてくれるのがクリアの力です。
また、シラスなどの体が透明なベイトを偏食しているときにも、クリア系は圧倒的な強さを誇ります。一見すると目立たない色に思えますが、実はボディ内部での乱反射や、光の屈折によって独特の輝きを放っています。派手な色で反応がないときに、ガラリと雰囲気を変えてクリア系を投入するローテーションは、現代のルアーフィッシングにおいて必須のテクニックです。
時間帯や天候で見極めるモンスターショットの使い分け

釣り場での一日は、時間の経過とともに光の条件がドラマチックに変化します。モンスターショットのカラーをその時々の光の具合に合わせることで、キャッチ率を劇的に向上させることが可能です。朝から晩まで、太陽の動きを意識したカラー戦略を考えてみましょう。
光の強さ(照度)は水中での色の見え方に大きく影響します。深い場所ほど赤い光が届かなくなり、青や緑が優勢になるという性質も覚えておくと役立ちます。
朝マズメや夕マズメに効果的なゴールド系とグロー系
太陽が昇る直前や沈んだ直後の「マズメ時」は、魚の活性が最も高まるゴールデンタイムです。しかし、人間にとっても魚にとっても視界が不十分な時間帯でもあります。このとき有効なのが、ゴールド(金)系やグロー(夜光)系のカラーです。ゴールドは、朝夕の斜めに差し込む赤い光を効率よく反射し、水中で独特の輝きを放ちます。
シルバーが「鋭い反射」なら、ゴールドは「深みのある力強い反射」と言えます。この輝きはマズメ時のオレンジがかった光の中で非常に目立ち、魚の捕食本能を強く刺激します。また、モンスターショットの中には、お腹側や目元にグロー塗装が施されたモデルもあります。自ら発光するグローは、光の届きにくい深場や、まだ暗い時間帯でも魚にルアーの位置をはっきりと伝えます。
マズメ時は魚も興奮状態で、細かなルアーの造形よりも「動き」と「光」に敏感に反応します。そのため、まずはゴールドやグローといった、視覚的に訴えかける力の強いカラーで広範囲にアピールし、その場にいるやる気のある魚を効率よく拾っていくのがセオリーです。暗い時間から徐々に明るくなるにつれて、ゴールドからシルバーへと移行していくのが王道のパターンです。
日中の快晴時に魚を狂わせるUV・ケイムラカラー
太陽が完全に昇り、光が海中までしっかり届く日中には、UV(紫外線)に反応して発光する「ケイムラ」カラーが驚異的な力を発揮します。ケイムラとは、人間の目には見えない紫外線を魚が感知できる可視光線に変換して発光する特殊な塗料のことです。水深が深い場所でも紫外線は届きやすいため、深いレンジ(層)を狙う際にも非常に有利になります。
日中の魚は視界が良くなる分、ルアーの細部までじっくり観察しています。あまりに不自然な色には見向きもしませんが、ケイムラ特有の青白く妖しい輝きは、多くのベイトフィッシュが体表に持っている性質と似ていると言われています。これにより、「自然なのにどこか目立つ」という絶妙なバランスを実現し、日中の食い渋った魚に口を使わせることができます。
モンスターショットのラインナップには、一見普通のカラーに見えても、実はケイムラ塗装が施されているものが多く存在します。快晴の日、海が青々と澄んでいるときには、このケイムラカラーをぜひ試してみてください。他の色には反応しない魚が、まるでスイッチが入ったかのように追ってくるシーンを体験できるはずです。
ナイトゲームでシルエットを際立たせるブラックや蓄光色
夜の釣り(ナイトゲーム)では、昼間とは全く異なるカラーの考え方が必要になります。意外に思われるかもしれませんが、真っ暗な海の中で最も目立つ色の一つが「ブラック(黒)」です。魚が下からルアーを見上げた際、月明かりや夜空のわずかな明るさを背景にして、黒いルアーは最も濃いシルエットとして浮き上がります。
夜の魚は視覚だけでなく、側線という器官を使って水の振動を感知していますが、最終的な食いつきの瞬間にはシルエットを頼りにしています。輪郭がはっきり出るブラックは、魚がルアーに狙いを定めやすくなるため、ミスバイト(食い損ね)を減らす効果も期待できます。モンスターショットのブラック系カラーは、夜の磯場や港湾部での強力な武器となります。
一方で、全面が光るフルグロー(全蓄光)カラーも夜釣りの定番です。こちらはブラックとは対照的に、自らが発光することで圧倒的な存在感を示します。どちらが良いかはその日の魚の反応次第ですが、まずはシルエット重視のダーク系、それで反応がなければアピール重視のグロー系、というように使い分けるのがおすすめです。夜の海にモンスターショットを躍らせ、暗闇からの衝撃的なバイトを待ちましょう。
サイズ展開とカラーの関係性を理解して釣果を伸ばす

モンスターショットには、80mmから160mmまで、ターゲットやタックルに合わせた多様なサイズが用意されています。実は、ルアーのサイズによっても「映えるカラー」や「効果的なカラー」は微妙に異なります。サイズの特性と色の相乗効果を理解することで、より精度の高い釣りが展開できるようになります。
| サイズ(全長) | 得意なシチュエーション | おすすめのカラー傾向 |
|---|---|---|
| 80mm / 95mm | 近海・ライトゲーム・スレた状況 | ナチュラル・クリア・ベイト系 |
| 110mm / 125mm | オールラウンド・磯・サーフ | ブルピン・シルバー・ゴールド |
| 140mm / 160mm | 大型青物・オフショア・激流 | ハイアピール・グロー・ヘッドカラー |
80mm・95mmで多用したい食わせ重視のナチュラルカラー
80mmや95mmのモンスターショットは、主に堤防からのショアジギングや、少し小さめのベイトを食べているときに活躍するサイズです。このサイズ感は、魚にとって「一口サイズの食べやすい餌」に見えています。そのため、カラーもその「食べやすさ」を強調するような、ナチュラルなものが非常にマッチします。
具体的には、透け感のある「キビナゴ」や、リアルな鱗を模した「イワシ」系カラーが筆頭候補です。小さなルアーに派手すぎる色をつけると、時として魚に違和感を与えてしまうことがありますが、ナチュラル系なら水に溶け込みつつ、サイズ感の良さを最大限に活かせます。「そこにいるだけで魚が食べてしまう」ような、本物に近い質感を意識して選んでみてください。
また、このサイズはシーバスやフラットフィッシュ(ヒラメ・マゴチ)のターゲットにもなりやすいため、それらが好むピンク系やクリア系のバリエーションも持っておくと重宝します。小さなシルエットとナチュラルなカラーの組み合わせは、先行者が叩いた後のポイントでも魚を引きずり出す力を持っています。繊細なアプローチが必要な場面こそ、カラーの「食わせ能力」が重要になります。
110mm・125mmの存在感を活かすハイアピールカラー
モンスターショットの中でも最も汎用性が高く、多くの人がメインで使うのが110mmと125mmのサイズです。このサイズは十分な飛距離が出せるだけでなく、水を押す力も強いため、魚に対して強い存在感を示します。この存在感をさらに引き立てるのが、ブルピンキャンディやゴールド系などのハイアピールカラーです。
このサイズを投げるシチュエーションは、広大なサーフや潮通しの良い磯場などが多く、魚に「まずは見つけてもらうこと」が先決です。そのため、少々派手かなと思うくらいのカラーの方が、広範囲から効率よく魚を寄せることができます。ルアーのサイズによる水押しと、カラーによる視覚的刺激のダブルパンチで、魚のやる気に火をつけましょう。
また、このサイズ帯では、お腹側にオレンジや赤が入った「ベリーカラー」も効果的です。ルアーがアクションした際にチラリと見えるお腹の色は、弱ったベイトの出血や内臓を連想させ、魚の攻撃性を高めると言われています。スタンダードなサイズだからこそ、少しの色の違いが大きな釣果の差となって現れる面白いクラスでもあります。
140mm以上の大型サイズで意識したいシルエットの出し方
140mmや160mmといった大型のモンスターショットは、ブリ、カンパチ、ヒラマサなどの大型青物を狙うための特殊な兵器です。これだけの大きさになると、ルアー自体が放つシルエットが最大の武器になります。そのため、カラー選びにおいても「シルエットがいかに魚にはっきり見えるか」という視点が重要です。
深場や激流の中でも魚に見つけてもらうために、全身が鏡のように輝くフルメッキ系や、逆に光を吸収してシルエットが強く出るマット(艶消し)系カラーが多用されます。また、モンスターショットの大型モデルには、頭部だけに色がついたカラーや、側面が大きく波打ったような反射をするデザインもあります。これらは、大きなルアーが動く際に生じる視覚的な変化を最大化し、魚に迷いを与えず襲いかからせるための工夫です。
大型ベイト(コノシロや落ちアユなど)を捕食しているときはもちろん、ベイトが小さくても「ルアーのパワーで魚を寄せる」必要があるオフショア(船)の釣りでも、これらの大型サイズと明快なカラーの組み合わせは欠かせません。とにかく目立ち、とにかく強く、魚の闘争心を煽るような強気なカラー選択が、夢の大型魚への近道となります。
ターゲット別に特化したモンスターショットのおすすめカラー

モンスターショットは、狙うターゲットによっても最適なカラーが異なります。それぞれの魚種には好む色や、反応しやすい輝きの種類があるため、ターゲットの性質に合わせたカラーコーディネートを考えてみましょう。代表的な魚種ごとに、特におすすめのカラーパターンを紹介します。
ブリやサワラなどの青物を攻略する反射系カラー
回遊性の高い青物を狙う場合、キーワードは「スピード」と「反射」です。彼らは高速で泳ぎながら獲物を見つけ出し、一瞬の判断で襲いかかります。そのため、モンスターショットの中でも特にフラッシングが強い「シルバー系」「ブルー系」が第一選択となります。特にサワラなどは、ギラつく光に強く反応する習性があるため、メッキ系の輝きは必須と言えます。
また、青物は「上を意識している」ことが多いため、空の明るさに溶け込みすぎないカラーも有効です。背中側がはっきりした色(濃いブルーやブラック)で、側面がシルバーの組み合わせは、魚が下から見たときにベイトの姿を捉えやすく、激しいチェイス(追尾)を誘発します。高速リトリーブ(速巻き)でもしっかりと光を放ち続けるカラーを選ぶことが、青物攻略の要です。
もし、ナブラ(魚が水面で跳ねている状態)が起きているのに食わないというときは、あえて輝きを抑えたクリア系や、透過性のあるブルーに落としてみてください。あまりに眩しすぎるルアーを嫌っている場合、このカラーチェンジが劇的な効果をもたらすことがあります。基本は反射、食わなければ透過。この二段構えで青物に挑みましょう。
サーフのヒラメ・マゴチを魅了するピンク・ゴールド
砂地に潜むヒラメやマゴチといったフラットフィッシュは、底から上を見上げて餌を待っています。サーフ(砂浜)は波によって砂が舞い、水がわずかに濁っていることが多いため、視認性の高いカラーが有利です。特に「ピンク」と「ゴールド」は、サーフフィッシングにおける二大最強カラーとして知られています。
ピンクは、ヒラメに対してなぜか圧倒的なアピール力を持ち、古くから「ヒラメピンク」という言葉があるほどです。モンスターショットのピンク系は、膨張色として砂の濁りの中でも存在を主張します。一方のゴールドは、朝日や夕日の時間帯に砂の色と重なりつつも、独特の鈍い輝きで底付近に潜む魚にアピールします。「派手なピンクで気づかせ、ゴールドで食わせる」といったローテーションがサーフでの定番です。
また、ヒラメはルアーの「お腹」を一番よく見ています。そのため、ベリーにオレンジやゴールドが配色されたカラーは非常に効果的です。モンスターショットのゆらゆらとしたフォールアクションの際、お腹の色が点滅するように見えるのが、底に潜むハンターたちの食欲を刺激します。サーフへ行くなら、ピンクとゴールド系のモンスターショットは必ずバッグに忍ばせておきましょう。
磯からのヒラスズキ狙いで見落とせない「サラシ」に馴染む色
磯の王者、ヒラスズキを狙う際の主戦場は「サラシ」と呼ばれる真っ白な泡の中です。この特殊な環境下では、カラーの考え方が少し特殊になります。一面が白い泡に覆われているため、ホワイトやパール系のカラーは逆にサラシの中に同化してしまい、魚が見失ってしまうことがあります。そこで重要になるのが、サラシの中でも際立つ「強さ」と「馴染み」のバランスです。
おすすめは、側面が強く光る「ホログラム系」や、シルエットがはっきり出る「レッドヘッド」「チャートブラック」などです。サラシの白い泡の中でも、時折キラリと光るホログラムは、翻弄されるベイトの鱗のように見えます。また、レッドヘッドのように頭部が赤くボディが白いカラーは、明暗の差が激しいため、泡の中でも魚がルアーの向きを認識しやすくなります。
一方で、ヒラスズキは非常に目が良く、警戒心が強い魚でもあります。あまりに不自然な色を嫌うこともあるため、そんなときは「クリア」や「スモーク」といった、サラシの光を透過しつつも実体を感じさせるカラーが爆発します。サラシの厚さや光の入り方を見極めながら、目立たせる色と馴染ませる色を使い分けるのが、磯のゲームを制する秘訣です。
モンスターショットカラーの効果を最大限に引き出すまとめ
ここまでモンスターショットのカラーについて、選び方の基本からシチュエーション別の使い分け、ターゲット別の推奨カラーまで詳しく解説してきました。モンスターショットはその類まれなアクション性能ゆえに、どの色を選んでも釣れる可能性は十分にありますが、カラーの特性を理解することで、その可能性を何倍にも高めることができます。
カラー選びに正解はありませんが、迷ったときは「水の色」「光の量」「ベイトの種類」という3つの軸に立ち返ってみてください。澄んだ水ならクリアやシルバー、濁った水ならチャートやピンク。明るい時間はケイムラ、暗い時間はグローやゴールド。そして現場のベイトに似せた色を投げることが、釣果への最短距離となります。
最後に、カラーローテーションの重要性をもう一度お伝えします。同じカラーを投げ続けることも一つの戦術ですが、反応が止まったときや、状況が変化したときに、思い切って正反対のカラーに変える勇気が、新しい魚との出会いを引き寄せます。今回ご紹介した内容を参考に、あなたのフィールドにぴったりのモンスターショットカラーを見つけ出し、素晴らしい釣果を手にされることを心から願っています。



