DUEL(デュエル)から発売されているモンスターショットは、圧倒的な飛距離と多彩なアクションが魅力の人気ルアーです。しかし、SNSや釣り場では「モンスターショットで釣れない」という声を聞くことも少なくありません。せっかく高性能なルアーを手に入れても、結果が出ないと使うのをためらってしまいますよね。
モンスターショットは、メタルジグのような飛距離を持ちながら、プラグ特有の艶めかしいアクションで誘える非常にポテンシャルの高いアイテムです。もし釣れないと感じているなら、もしかするとその特徴を十分に活かせていないだけかもしれません。使いどころや操作のコツを掴めば、最強の武器になります。
この記事では、モンスターショットで釣れない時に見直したいポイントや、ターゲットに合わせた具体的な使い方について分かりやすく解説します。基本を再確認して、次の釣行ではぜひモンスターショットで憧れの魚をキャッチしましょう。初心者の方でもすぐに実践できる内容をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
モンスターショットで釣れない主な原因とルアー特性の再確認

モンスターショットは「シンキングペンシル」というカテゴリーに属しますが、その中でも非常に重量があるヘビーシンキングペンシルです。そのため、一般的なプラグと同じ感覚で使っていると、うまく魚にアピールできていない可能性があります。まずは釣れない原因となる基本的なポイントから整理していきましょう。
重いルアーゆえの沈みすぎとレンジの不一致
モンスターショットは非常に高比重なルアーです。そのため、着水してから沈むスピードが速く、意識していないとすぐに深い層まで沈んでしまいます。表層を意識している魚を狙っているのに、ルアーがその下を通り過ぎてしまっては、当然アタリは遠のいてしまいます。
特にスローな動きをさせようとしてリールを巻く速度を落としすぎると、どんどん潜ってしまいます。その結果、魚の視界から外れたり、根掛かりを恐れて思い切った攻めができなくなったりすることも少なくありません。まずは自分が今、どの深さを引いているのかを把握することが重要です。
また、重さがあることで「浮き上がりやすさ」という特性も持っています。早く巻きすぎると水面を飛び出してしまい、逆に遅すぎると沈みすぎる。この絶妙なバランスをコントロールできるようになることが、モンスターショットで釣果を上げるための第一歩と言えるでしょう。
メタルジグと同じ感覚で「速すぎる」操作
飛距離が出るルアーなので、メタルジグと同じような感覚で激しくシャクったり、超高速で巻き続けたりしてしまいがちです。もちろん高速リトリーブが有効な場面もありますが、モンスターショットの最大の武器は「食わせのアクション」です。ただ速く動かすだけでは、その良さを消してしまいます。
メタルジグは「反射」で食わせるのが得意ですが、モンスターショットは「動き」で食わせるルアーです。速すぎるとルアーがバタついてしまい、魚に見切られる原因になることもあります。特に低活性な時ほど、この「速さ」が裏目に出て、釣れない状況を作り出してしまうのです。
ルアーの波動を感じながら、魚が追いつけるスピードを意識することが大切です。重いからといって常に速く動かすのではなく、時にはブレーキをかけるような操作を混ぜることで、魚に口を使わせるタイミングを与えることができます。
ルアーのサイズ選びとベイトフィッシュの不一致
モンスターショットには複数のサイズラインナップがありますが、その時フィールドにいるベイトフィッシュ(エサとなる小魚)とサイズが合っていないと、極端に反応が悪くなります。例えば、シラスなどの極小ベイトを食べている時に125mmの大きなサイズを投げても、無視されることが多いです。
「大きい方がアピール力が強いだろう」と考えがちですが、プレッシャーの高い釣り場では逆効果になることもあります。逆に、大きな魚が大きなベイトを追い回している時に小さな80mmサイズを使っても、存在感に欠けて気づいてもらえないというケースも考えられます。
フィールドの状況を観察し、今どのようなサイズのベイトが泳いでいるのかを確認してください。モンスターショットの性能を信じて投げ続けることも大切ですが、サイズ選びという基本的なマッチングができていないと、「釣れないルアー」と誤解したまま終わってしまいます。
モンスターショットの真価を発揮させる基本アクション

ただ投げて巻くだけでも釣れるルアーですが、意図的にアクションを加えることで釣果は劇的に変わります。モンスターショットにはいくつかの得意な動きがあり、それを組み合わせることが「釣れない」からの脱却につながります。ここでは代表的な3つの操作法を見ていきましょう。
水平姿勢を保つ「ただ巻き」の極意
基本となるアクションは「ただ巻き」ですが、ここで重要なのはリトリーブ速度です。モンスターショットは低速から中速で巻くと、お尻を振るワンダリングロールアクションを発生させます。この艶めかしい動きが、ターゲットとなる青物やシーバスの捕食スイッチを刺激します。
コツは、ルアーが泳いでいる抵抗を穂先で感じ取ることです。強すぎず弱すぎず、ルアーがしっかり動いている感触がある速度を維持してください。水面付近を意識している時は竿を立てて巻き、少し深く入れたい時は竿を下ろして巻くといった具合に、ロッドポジションでも調整が可能です。
もし反応がない場合は、一定の速度で巻くのではなく、数回転ごとに少しだけ速度を上げたり下げたりしてみてください。このわずかな変化が、追ってきた魚に「今だ!」と思わせる食わせの間になります。単調な動きに変化を加えることが、ただ巻きで釣るための秘訣です。
最強の武器「シミーフォール」で食わせる
モンスターショットが他のルアーと一線を画すのが、沈む時のアクションです。フォール(沈下)中に左右に体を揺らしながら沈む「シミーフォール」を発生させます。これは弱った小魚がフラフラと沈んでいく様子を完璧に再現しており、多くのアタリはこのタイミングで集中します。
リールを巻くのを止めるだけでこのアクションが出せるため、テクニックとしては非常に簡単です。「巻いてきて、止める」というストップ&ゴーを繰り返すだけで、追ってきた魚がフォール中にバイトしてきます。特にメタルジグに反応しない魚に対して、このフォールアクションは絶大な効果を発揮します。
注意点としては、ライン(釣り糸)を張りすぎないことです。完全にピンと張った状態だと、ルアーが自然に揺れる動きを邪魔してしまいます。わずかにラインに余裕を持たせた状態でフォールさせる「テンションフォール」をマスターすると、シミーフォールの威力を最大限に引き出せます。
ナブラ撃ちで効果的な「スキッピング」
水面を逃げ惑う小魚を魚が追いかけている「ナブラ」が発生した際には、スキッピングが有効です。竿を立てて高速でリールを巻くことで、モンスターショットを水面でピチャピチャと跳ねさせます。これにより、水しぶきと音で魚の注意を強力に引きつけることができます。
モンスターショットは自重があるため、水面から飛び出しすぎず、適度に水を噛みながらアクションしてくれます。ジグでは沈みすぎてしまうような場面でも、水面をキープしやすいのが特徴です。青物が表層を意識している時には、この派手なアクションが非常に有効になります。
もしスキッピングで魚が出てきても乗らない場合は、途中で一瞬だけ巻きを止めてシミーフォールを入れてみてください。激しい動きに誘われてきた魚が、一瞬の沈下でルアーをひったくっていくパターンが非常に多いです。動と静のメリハリをつけることが、スキッピング成功のポイントです。
モンスターショットの推奨アクションまとめ
・基本は「ただ巻き」で左右の揺らぎを見せる
・「ストップ&ゴー」でシミーフォールを織り交ぜる
・活性が高い時は水面を滑らせる「スキッピング」
・反応がない時はフォール時間を長くして深場を探る
状況に合わせて釣果を伸ばすためのレンジ攻略法

「モンスターショットで釣れない」という方の多くは、レンジ(魚がいる深さ)の攻略で苦戦しています。どの深さを釣っているかを意識するだけで、出会える魚の数は格段に増えます。ここでは、効率よくターゲットのいる層へ届けるための考え方を解説します。
カウントダウンで正確に層を分ける
モンスターショットを使う上で欠かせないのが、着水からのカウントダウンです。着水した瞬間に「1、2、3…」と数え、どの深さで反応があるかを探ります。例えば「カウント5」で反応がなければ次は「10」といったように、段階的に深くしていくことで、その日のアタリ層を見つけることができます。
このルアーは沈下速度が早いため、カウントの違いがそのまま大きな水深の差になります。底を取る(ボトムに接触させる)場合は、根掛かりに十分注意しながら行いましょう。一度底までのカウントを把握しておけば、そのフィールドの全体像を把握しやすくなります。
また、カウントダウン中にバイトが出ることも非常に多いです。シミーフォールをしている間も油断せず、ラインの動きに注目してください。ルアーが沈んでいる最中にラインが急に走ったり、逆にふけたりした場合は、魚が食っているサインですので即座に合わせを入れましょう。
潮の流れを利用したドリフト釣法
潮の流れが速い場所では、モンスターショットを流れに乗せる「ドリフト」という使い方が非常に強力です。ルアーを流れの上流側に投げ、ラインを適度に張りながら潮に流していきます。この時、リールはほとんど巻かずに、流れの力だけでルアーを動かすイメージです。
重量のあるモンスターショットは、強い流れの中でも浮き上がりすぎず、一定の層をキープしてくれます。流れの境目(潮目)などに差し掛かった時に、魚が待ち構えて捕食することが多いです。ルアーが自然に流される様子は、まさに流されてきたベイトそのものです。
ドリフトのコツは、ルアーが「今どこにあるか」を常に想像することです。流れに逆らって無理に引くのではなく、流れに馴染ませることで、スレた大型魚ほど警戒心を解いて食ってきます。ジグではすぐに沈んでしまうような状況でも、ドリフトを組み合わせれば広い範囲を効率よく探れます。
ターゲット別のおすすめレンジ設定
狙う魚によって、重点的に攻めるべきレンジは異なります。例えば、ブリやカンパチなどの青物を狙う場合は、まずは表層から中層をスピーディーにチェックします。朝マズメなどの高活性時は、水面直下を意識して早めのリトリーブを心がけましょう。
一方で、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを狙うなら、ボトムから1メートル以内を丁寧に引く必要があります。着底後に数回巻いて、再度フォールさせる動きを繰り返します。モンスターショットはボトム付近でもしっかりアクションするため、砂地に潜む魚にも強いアピールが可能です。
シーバスを狙う場合は、その時のベイトの位置に合わせるのが基本ですが、橋脚周りや明暗の境目では中層をゆっくり流すのが効果的です。ターゲットの習性を理解し、どの深さを重点的に攻めるべきかを考えることが、釣果への近道となります。
レンジ攻略のコツは、反応があった時のカウントや速度を忘れないことです。「再現性」のある釣りができるようになると、モンスターショットはさらに楽しくなります。
モンスターショットのサイズとカラーの使い分け術

適切なアクションやレンジを選んでいても、ルアー自体のサイズやカラーが合っていないと、最後の最後で口を使わせることができません。ラインナップが豊富なモンスターショットだからこそ、その使い分けが重要になります。状況に合わせた最適なセレクト方法を学びましょう。
ベイトサイズに合わせる基本の4サイズ
モンスターショットには、主に80mm、95mm、110mm、125mmのサイズ展開があります。最も汎用性が高いのは95mmですが、釣れない時はこのサイズを基準に前後させてみてください。マイクロベイトパターンであれば80mmを、秋の大型ベイト時や強風下であれば110mm以上を選ぶのがセオリーです。
サイズが変わると自重も変わるため、投げられる距離や沈むスピードも変化します。例えば、もっと遠くへ飛ばしたいけれど、あまり大きなルアーを見せたくないという場合は、重さのある大きなサイズを投げてから、高速リトリーブで見切らせないようにするといった工夫も可能です。
また、波が高い時や足場が高い釣り場では、大きいサイズの方がしっかりと水を掴んで操作しやすくなります。逆に、凪(なぎ)で海面が静かな時は、小さいサイズでプレッシャーを与えないようにするのが賢明です。状況変化に合わせてルアーサイズをこまめに変えることが、釣果の安定に繋がります。
天候や水質で選ぶおすすめカラー
カラー選びの基本は、海の透明度と空の明るさに合わせることです。水が澄んでいる時は「イワシ」や「キビナゴ」といったリアル系のナチュラルカラーが定石です。魚にルアーだと見破られにくく、違和感を与えずに誘うことができます。
一方で、雨後で水が濁っている時や、朝夕のマズメ時、曇天時などは「ピンクイワシ」や「アカキン」といった視認性の高いアピールカラーが活躍します。広い海の中で、いかにルアーを見つけてもらうかが勝負になるため、目立つ色を積極的に投入しましょう。
また、モンスターショットには光を反射する「レンズホロ」や、深場でもアピールする「ケイムラ」仕様のものもあります。光の当たり具合によって表情が変わるため、同じレンジを引いていてもカラーを変えた途端にヒットするということも珍しくありません。「この一色」にこだわらず、複数のカラーを使い分けてください。
フックセッティングによる微調整
意外と見落としがちなのがフックの状態やサイズです。モンスターショットは標準で太軸の強力なフックが装着されていますが、ターゲットが小さい場合や吸い込みが弱い時は、フックの重さが邪魔をすることもあります。また、フックが錆びていたり先が丸くなっていたりすると、せっかくのバイトを逃してしまいます。
もしバラシが多い、あるいはアタリはあるけど乗らないという場合は、フックをワンサイズ下げて吸い込みやすくしたり、シングルフックに変更してアクションをキレを良くしたりするのも一つの手です。フックの種類を変えることで、ルアーの泳ぎ自体も微妙に変化します。
さらに、大物狙いの場合は、より強靭なフックに交換しておく必要があります。モンスターショットはボディが非常に頑丈なので、フックさえしっかりしていれば、想定外の巨魚が来ても安心です。自分の狙う魚に合わせて、足元の装備から見直してみましょう。
| サイズ | 重量 | 主なターゲット | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| 80mm | 30g | シーバス、中型青物 | 小魚が小さい時、港湾部 |
| 95mm | 40g | 青物、ヒラメ、シーバス | オールラウンド、最初の一個 |
| 110mm | 50g | 大型青物、ヒラスズキ | 磯場、サーフ、強風時 |
| 125mm | 60g | ブリ、カンパチ、マグロ | オフショア、激流エリア |
メタルジグに勝てる!モンスターショットが活きる場面

メタルジグを投げている周りの人は釣れているのに、自分だけ釣れない……。そんな時でも、モンスターショットだからこそ獲れる魚が必ずいます。ジグにはない特性を理解して、モンスターショットが最も輝くシチュエーションで使い込みましょう。
ジグでは反応しない「スレた魚」を攻略
激戦区の釣り場では、魚がメタルジグの激しい動きや金属音に慣れてしまっていることがあります。そのような「スレた」状況下では、樹脂製ボディ特有の柔らかい波動を出すモンスターショットが圧倒的に有利になります。ジグを散々見せられた後の魚にとって、プラグの動きは新鮮に映ります。
特に、魚がルアーを追ってくるけれど食わない、という時にはモンスターショットの出番です。ジグよりもスローに引くことができ、かつシミーフォールという強力な「食わせの間」があるため、見切られにくいのです。周りがジグで沈黙している時ほど、このルアーの真価が問われます。
また、シルエットもジグに比べてボリュームがあるため、大きなベイトを意識している個体に対しても強く訴求できます。「本物の魚っぽい」動きとボリューム感の相乗効果で、賢くなった大型魚の警戒心を解いてバイトに持ち込むことができます。
強風や荒天時の圧倒的なキャスタビリティ
多くのプラグが風に流されて飛距離を落とす中、モンスターショットはその自重と形状のおかげで、メタルジグに匹敵するキャスタビリティを誇ります。向かい風や横風が強い日でも、狙ったポイントに正確に撃ち込むことができるのは、大きなアドバンテージです。
風が強いと海面が波立ち、ルアーの存在がボヤけがちですが、モンスターショットは水噛みが良いため、荒れた水面でも飛び出さずにしっかりと泳ぎ続けます。ジグだと操作感が分からなくなるような荒天時でも、手元にルアーの動きが伝わってくるので、集中力を維持して釣りを続けられます。
悪条件であればあるほど、他のルアーとの差が開きます。厳しい環境下で釣果を上げているアングラーの多くが、この操作安定性を高く評価しています。風を切り裂いて遠くの潮目を狙い撃つ快感は、モンスターショットならではの体験です。
足場の高い場所や磯場での操作性
堤防や磯など、水面までの距離がある高い足場からの釣りでも、モンスターショットは非常に使いやすいです。通常のミノーだと足元まで引いてくる間に水面から飛び出してしまうことがありますが、ヘビーシンキングであるこのルアーは、ピックアップ寸前までしっかり泳がせることができます。
足元まで魚が追ってきた際、最後にしっかりとルアーを見せられるかどうかは釣果に直結します。沈み込みが早いことを利用して、足元でさらに一段沈めてから食わせる、といったテクニックも可能です。水中の障害物をタイトに攻める際も、その重量を活かした正確なコントロールが役立ちます。
磯場でのヒラスズキ狙いや、堤防からの青物狙いなど、高低差のあるフィールドにおいてこれほど頼もしいルアーは他にありません。どんな場所でも一貫したアクションを提供してくれる信頼感が、多くのファンを生んでいる理由の一つです。
モンスターショットで釣れない悩みを解消して釣果を伸ばすまとめ
モンスターショットは、正しく使えば非常に強力なルアーですが、その個性の強さゆえに「釣れない」という壁にぶつかることもあります。しかし、今回ご紹介したポイントを一つずつ見直していけば、必ず結果はついてくるはずです。
まずは、「適切なレンジを引けているか」「ターゲットに合わせたサイズを選んでいるか」という基本に立ち返ってみてください。ただ巻きだけでなく、シミーフォールやスキッピングといった多彩なアクションを織り交ぜることで、魚の反応は劇的に変わります。
また、メタルジグと同じように扱うのではなく、プラグならではの「食わせる力」を信じて操作することが大切です。スレた魚や悪天候時など、他のルアーが通用しない場面こそモンスターショットの独壇場になります。ぜひ、この記事の内容を次回の釣行で実践し、その圧倒的な実力を体感してください。




